女性は、潜在的に腰痛になりやすい体質を抱えています。男性と比べると、脂肪がつきやすい体質にも関わらず、支えるための筋肉が弱い傾向もあるためです。弱い筋肉に、脂肪などの重さが集まり、大きな負担を与えてしまいます。骨の中がスカスカになる骨粗しょう症も、男性よりも引き起こしやすく、骨の変形によって引き起こされやすくなるのです。統計上では、男性の腰痛が第1位、女性は肩こりが第1位でもあります。男性は、頭を支える首と肩幅が広く、そのため、女性と比べると頭の重さの負担が少ないため、第1位が肩こりではありません。この様な話をすると、女性の腰痛は、それほど引き起こされにくい話しだと思われがちですが、上半身を支える腰の筋肉が弱いため、腰に負担を与えてしまう可能性も高いのです。一見、立ち仕事の方が腰の痛みが現れやすいと思われるかもしれませんが、デスクワークの方が負担がかかりやすく、女性に限らず男性も注意しなければなりません。現代人は、何かと楽な方向へ心が奪われやすく、筋肉が弱まりやすい自覚も必要でしょう。